リスティング広告における、コンバージョンとは
「求める成果」のこと。
つまり、リスティング広告を運用する上での
直近の目標のことを指す。
例えば、通販サイトのリスティング広告をやる場合には
「お客さんに商品を買ってもらうこと」が目的だろうから
『顧客の商品の購入』がコンバージョンになるだろう。
また、美容院などの店舗ビジネスの場合、
お店に来てもらうことが
リスティング広告を運用する目的であろうから
「WEB予約」がコンバージョンになるであろう。
以上のように、
リスティング広告を行う上で目的とするものを
コンバージョンと呼ぶ。
ただ、上記の説明だけでは実は不十分で
ここで注意点があるので、補足しておく。
その注意点とは
「コンバージョンは直接測定できるものでなければならない」
ということだ。
例えば、ネット広告を使った認知促進を目的で
リスティング広告を運用した場合に
「認知度の上昇」をコンバージョンにできるかというと
それはコンバージョンにはできない。
なぜなら、それはネット上で直接測定できるものではないからだ。
また、同様の理由で
美容院でリスティング広告を運用したとして
「実際にお店に来てくれた人」というのを
コンバージョンにすることもできない。
実際に何人きたかというのをネットで直接計測できないからだ。
以上をまとめると
ネット広告を使って直接得られる成果
以外はコンバージョンにすることができないということを
覚えていてほしい。
ただ、逆に言うと、
「ネット広告を使って直接得られる成果」であれば
なんでもコンバージョンに設定できる。
例えば、上記の通販サイトの場合、
別に「購入」そのものをコンバージョンにしなくても
「お客さんが商品をカートに入れた回数」をコンバージョンに
することも出来る。
何をコンバージョンにするかは
リスティング広告を運用する側の意図次第というか
さじ加減によって決まる。
一般的に住宅などの高額商品の販売や
転職など人生に何度もないイベントなどの場合は
そのものをコンバージョンにするんではなくて
「住宅の資料請求」や「転職相談」など、
手前の段階をコンバージョンにすることで
コンバージョンのハードルを下げている。
もちろん、コンバージョンのハードルを下げる意味は
「効果計測がしやすいように」だ。
月に1件しかコンバージョンがないリスティング広告か
月に100件もコンバージョンがあるリスティング広告、
どちらが効果測定や改善がしやすいかなどはいうまでもないだろう。
この記事を読んでくれているあなたも、
ぜひ用途に応じたコンバージョンを設定してほしい。