なぜ医療系人材紹介会社は儲かるのか

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おはようございます、
ボナセーラ
リスティング初心者ナビ きよクマさんです。

今日はですね
先週土曜日にお伝えした
「なぜ医療系人材紹介会社は儲かるのか」
という話をしたいと思います。

はい、
ネットビジネス、一切関係ないです 爆

ただ、
こういうビジネスの裏側を見ることで
ビジネスに関する視点を広げることができるので
そういう意味で
1つの参考になれば幸いです。

理由は1つ、人がいれば医療機関が儲かるから

さて
早速理由ですが
それはたった1つ。

人(特に医師、看護師、薬剤師)がいれば
医療機関が儲かるからです。

最近は
医療法の改正で
寝たきりを減らすために
国がリハビリに力を入れているので
上記に加えて
PT・OT・STさん(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
も上記の入るんですが
今回は
看護師と薬剤師についてだけお話しします。

看護師の場合は看護配置

看護師さんの場合は
看護配置というものがあります。

5:1、7:1、10:1、13:1、15:1
というような比率を表すもので
看護師1人対して入院患者が何人いるか
ということです。

なので
5:1であれば
看護師1人に対して入院患者が5名

15:1であれば
看護師1人に対して入院患者が15名

なので
この数が少なくなればなるほど
看護師1人あたりで見る患者数が減るので
語弊を恐れずにいうと
手厚い看護が受けられるということです。

で、
第3次救急といわれる
医療設備が充実している救急病院だと
5:1などが多く

逆に
寝たきり患者さんが多い
療養系や介護系の病棟だと
13:1や15:1が多くなります。

看護配置が病院収入に密接に関係

で、
この看護配置が何の関係があるかというと
病院の収入に大きく関わってくるんです。

というのも
この看護配置によって
1人あたりの入院で得られる入院収入が
大きく変わるんです。

どれくらい変わるかというと
国が決めている
患者1日あたりの基本入院費用が

7:1だと15,910円

15:1だと9,600円

つまり
同じ患者1人を入院させたとしても
看護配置が違うだけで
6000円くらい1日の収入が変わってくるんです。

これが患者1人なので
もし200床の病床だったら
×200なので
120万円くらい1日で収入が変わる
つまり
1ヶ月で3000万くらい収入が変わるんです。

現実問題で考えると1000万くらいの月収の差

ただ、
7:1のところがいきなり15:1になることは
現実的に考えられず
7:1が看護師が足らずに10:1になる
ということの方が現実的に考えられます。

この場合は
1人あたりの入院費の差は
だいたい1000円〜2000円

なので
200床の病院だったら
1日20万〜40万円くらい変わってくるので
1ヶ月で1000万円くらい収入が変わるんです。

ちなみに
7:1の次は10:1しかありません。

つまり
看護師1名足りないだけで
病院の月収が1000万円変わってくる
という事態も普通に想定できるわけです。

しかも病棟は24時間運営

しかも
看護師という職業を考えて欲しいんですが
病棟勤務は
基本的に24時間勤務です。

つまり
日勤も夜勤もあります。

日勤も夜勤もある
ということは
単純計算、倍の人員がいるということです。

たとえば
7:1を維持するために
1日30人の看護師が必要ならば
昼にも30人、夜にも30人の看護師がいります。

オペ看などの特別な看護師でない限りは
昼夜通しで
というのは中々ないことですので
基本的には昼と夜で別々の看護師が必要です。

なので
60人とは言いませんが
40人、50人の看護師が必要なのです。

ちなみに
日勤だけ働く看護師のことを日勤専従
夜勤だけ働く看護師のことを夜勤専従
と言い
普通は病院に働きながら
収入を増やすためにダブルワークで夜勤専従という人も多いです。

これこそが病院が紹介会社を使う理由

つまり、
まとめると
病院運営のためには
普通よりも多い看護師が必要なのに
看護師が1名でも足りてないと
月収が1000万減る可能性もある
ということで
病院は看護師集めに必死なんです。

なので
看護師1名に100万円、200万円くらいの紹介料を
払わないといけない
紹介会社を使ってでも
看護師を確保しようと思うわけです。

だからこそ
紹介会社が儲かる仕組みになっているんです

薬剤師も同じ

で、
これは
薬剤師でも同じことが言えます。

というか
薬剤師の方が
もろにわかりやすく収入に関わります。

なぜかというと
薬局は
薬剤師1人あたりで調剤できる
最大の処方箋の数が
薬剤師1人あたり40枚と決まっているからです

なので
単純にそれ以上の薬は出せません。

そして
病院で薬剤師が処方箋を調剤した場合
薬1枚あたりの単価が5610円
薬局の場合は
薬1枚あたりの単価が7030円です。

ですので
薬局の場合
薬剤師が1人いるおかげで
1日あたり7030×40=28万円の売り上げが立つわけです。

勤務日数が20日だとして
560万円の売り上げになりますよね。

つまり
薬剤師が1人いるだけで
薬局は売り上げが560万円も変わるというわけです。

そりゃ
紹介会社に
1人あたり100万、200万円出しても
薬剤師を確保しようとするわけですね。

ちなみに薬剤師・看護師が特殊な事情

ちなみにですが
医師、看護師、薬剤師、PT、OT、ST
といますが
この中で
看護師、薬剤師の2つは
他とちょっと毛色が違います。

なぜかというと
女性比率が多いんです。

看護師も薬剤師も女性が多いですよね。

特に看護師なんか
男性が看護師をしていると
男性看護師
みたいに特殊に見られます 笑

そして
この女性比率が多いことが
何に影響するかというと
医療機関の人材確保の難しさに直結します。

どういうことかというと
資格を持っていても
結婚して家に入ることで働かない人が多い
ということです。

たとえばですが
看護師の場合でいうと
看護職資格保持者のうち、
資格を持っていても看護職をしていない人が
全体の33%もいます。

これを潜在看護師といいます。

ちなみに潜在薬剤師は全体の2割です。

なので
実稼働者数は
全体の7割〜8割しかいないんです。

だから
獲得しづらいという状況です。

そりゃ
余計に
プロにたよりますよね。

だからこそ、アフィリエイトで医療系求人が溢れている

だからこそ
アフィリエイトでは
医療系の求人が溢れています。

看護師で1万円〜2万円
薬剤師で2万5千円〜4万円くらいの
高単価の案件が溢れています。

そして
ご存知だと思いますが
承認率が3割程度と劇低です。

で、
この承認率の問題ですが
この3割というのは
応募があってからの連絡が取れてるのが
その割合であることが多いです。

つまり
看護師の転職サイトで
10人くらい応募があって
その中で
ちゃんと電話に出てくれて
仕事を探している人が3割程度です。

なので
それがそのまま承認率に直結しているんだと思います。

別にちょろまかしているわけじゃなくてね 笑

ここで勝手に収益予想

さて
ここで勝手に収益予想をしましょう。

もしあなたが
看護師の人材紹介会社を
あなた1人でやっていたとしましょう。

このとき
アフィリエイトを使って
月に10人の応募がありました。

なので
アフィリエイトフィーで
30万円くらい払ったとしましょう。


10人の中で3人が連絡がついて
そのうち1人が転職したら
100万円ですよね。

つまり
月に10人の応募でも
あなたは70万円の収入を得ることができるんです。

実際はそんなに甘くない

まぁ
今のはあくまでも
単純計算で
実際は
転職よりもパート希望の方が多いですし
それを考えたら
1人あたりの紹介料の平均は50万円くらいになるので

30万円の広告費を払って50万円の収入を得る

という感じなので
粗利が6割くらいです。

また
1ヶ月や3ヶ月以内に退職したら
返金しないといけないという返金保障もあったりして
もっと利益率は下がります。

なので
このモデルだけ見たら
案外人材紹介会社って
そこまで美味しくないんですよ。

儲かっている紹介会社がやってること

でも
実際に
儲かっている紹介会社がいます。

じゃあ
彼らは何をやってるかというと
それこそ
「メールマガジン」です。

一度
アフィリエイトから登録があった
看護師さんは
すでに連絡先をゲットしているため
定期的にメルマガで連絡を取りながら
「なんか困ったことがあればここに相談しよう」
と思われる
この関係性作りをしているんです。

すでに登録済みの方から
一定期間後に
メルマガ経由で再度応募があれば
それは自社応募になるので紹介料0円ですからね。

なので
メルマガを使うことで
利益率を大きく押し上げることができるんです。

ですので
今後
人材紹介会社をやる場合は
(ほとんどいないと思いますけど 笑)
ぜひ
メルマガを活用してくださいね。

ということで今日はこの辺で。
また来週。

編集後記

ちなみに
人材紹介会社って
意外にすぐに運用できるんですよ。

紹介業の免許がいるんですけど
あんなん
ほぼペーパーワークみたいなもので

・資本金が500万円以上

・自己名義の現金150万円以上

・個人情報を漏洩がないように厳密に管理できている

・職業紹介責任者講習会

・3年以上の職業経験

・職業紹介の適正な実施に必要な広さ(20㎡以上)のオフィス

が条件ですので
ぶっちゃけ
しっかりオフィスさえ用意できて
人材紹介の経験者を1人引っ張ってくれば
それで免許取れます。

まぁ3年以上の職業経験については
・労務や人材の管理経験
・職業紹介の経験
・ハローワークなどの業務経験
のどれかなので
責任者や人事の方であれば
最初の労務や人材の管理経験をお持ちでしょうから
その場合は
誰も引っ張って来ずに自分でできますしね。

どうでしょう、
金さえ用意できれば
人材紹介、意外に穴場なビジネスですし
これから
人材不足が加速するので
食いっぱぐれがないビジネスですよ。

興味がある方は
チャレンジしてみても良いかもしれませんね。

僕の場合は
応募者を集めても
対応する営業力がない。。。苦笑。

ということで良い週末を!

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