![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/ipad424246_TP_V-1024x682.jpg)
おはようございます
ボナセーラ
リスティング初心者ナビのきよクマさんです。
今日のテーマ
「良い値上げ」と「悪い値上げ」
です。
Twitterでちょい議論になっていますね
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/03/cc0160152806_TP_V4.jpg)
Twitterを見ている方なら
もしかしたらご存知かもしれませんけど
Twitterで
「商品の値上げ」についてちょっと議論になっていますね。
議論というと大げさかもしれませんが
イケ○ヤさんとかが
商品を売っているときに
「これ、すごい人気なので
もうそろそろしたら値上げします」
みたいな話をしているのが
槍玉に上がっていて
「売れてるからコストダウンできるので
値下げしますなら分かるけど
売れてるから値上げしますって
普通に考えて意味わからない」
という批判につながっています。
で
それを一部の人が
定期的な値上げは情報弱者狩りだ
みたいに憤っておられて
炎上まではいかないですけど
Twitter上でちょい話題になっていますね。
なので
良い機会なので
今日のメルマガでは
「商品の値上げ」についての
僕の考えについて書きたいと思います。
今回の主張の前提
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/PCIMGL9950_TP_V-1024x682.jpg)
まずですが
今回の僕の主張は
情報商材などのデジタルコンテンツ
に限定したものでお話ししたいと思います。
つまり
原価が0円なので
どれだけ売れようがコストが変わらないものですね。
というのも
原材料が存在する場合
それを作るためのツーリング費用であるので
ボリュームディスカウントというものが
一般的に働きます。
単純にいうと
豆腐を作るために
大豆を1kg買うのより
大豆を10トン買ったほうが
1kgあたりの値段が下がるというものですね。
この辺の話になると
色々原価計算とかめんどくさくなりますし
今回の話と外れる部分も多いですので
今回は
原材料がない、もしくは自分のアイディア
という
原価0円でいくら売れようが
コストが安くならない、変わらない
デジタル商品を前提にお話ししたいと思います。
良い値上げと悪い値上げがある。
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/03/MS251_kokotestnideruyo_TP_V4.jpg)
で、
早速、結論をお話ししておくと
僕は
値上げそのものが悪いとは思っていません。
というか
月曜日にお話ししたように
「人は失う恐怖に弱い」
というプロスペクト理論があり
値上げされることでお得さを失う前に
購入したいという心理が働くため
むしろ
値上げは
セールスの要素としては有効だと思います。
なので
マーケティングフローの一部、
もしくは
セールスの背中を押すための材料として
値上げは組み込んでおくべきだと
僕はそう思っています。
じゃあ
なんで、今回イケ○ヤさんみたいな方が
叩かれているかというと
(まぁ、あの人には普段からアンチが多いんですが 笑)
値上げには
良い値上げと悪い値上げがあって
あの人がやっている値上げが悪い値上げに相当するからです。
悪い値上げとは
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/03/kuchikomi851_TP_V4.jpg)
それでは悪い値上げは何かというと
一言で言うと
「理由がない値上げ」
もしくは
「理由があったとしても
客観的に見て合理性がない値上げ」
です。
たとえばですが
特に理由もなく
「来週から値上げするんで、
欲しい人は今週中に購入ください」
って言われたら
ほぼほぼの確率で
ネガティブなイメージを持たれてしまいます。
なぜならば
人間は「失う恐怖」が強いばかりに
自分に不利なことが起こる場合は
それに対して
自分が納得するための正当な理由が欲しいと
そう思うからです。
というより
むやみに値上げされたら
自分は騙されてるんじゃないか
という警戒心・不信感が生まれてしまいます。
なので
「人気なので値上げします」
みたいに
誰が見てもよくわからない 爆
そんな値上げに関しては高確率で批判を生みます。
良い値上げは正当な理由がある値上げ
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/03/kuchikomi850_TP_V4.jpg)
じゃあ
良い値上げは何かというと
正当な理由がある値上げです。
たとえばですが
今まで
消費税が8%の時に
税込10,800円で売ってたものがあるとしましょう。
これが
消費税が10%になった時に
税込11,000円で売られてた場合
それに関して
「なんで値上げしたんだ!」って言わないですよね 笑
だって
不可抗力ですもん。
でも、
実はこの増税に関する値上げって
一部の個人事業主には関係ないんです。
というのも
売上が1000万円以下の個人事業主は
免税事業者といって
国に消費税を納めなくても良いんです。
なので
免税事業者が
増税に際して
10800円から11000円に値上げした場合
免税事業者の利益が増えるだけなんです。
でも
わざわざそんなこと聞かないですよね。
「あなた免税事業者でしょ、
だから増税関係ないんですから値上げしないでよ!」
みたいなことは言わないじゃないですか 笑
なので
人間、
自分で納得できうる理由があれば
その値上げに関しては
不満はあるものの文句にはならないんです。
手数料の値上げもそれに該当しますよね。
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/kuchikomi657_TP_V-1024x682.jpg)
で、
同様のケースで言うと
手数料の値上げもそれに相当しますよね。
たとえば
coconalaの利用手数料が
今まで25%だったのが今後30%になった。
だから
利益を保つために
この5%分を商品価格に上乗せします
と言われたら
「なんでやねん、購入者には関係ないし」
と思いつつ
販売者を責めるんじゃなくて
ココナラを責めるじゃないですか。
まぁ
あと料理店の場合とかでよくあるのが
原材料が値上がりしたから料理の価格もあげます
みたいなものですよね。
こういうのも
なんか心にモヤモヤがありつつも
納得できる、しょうがないな
という気持ちがあるので
値上げに対してNoとはなかなか言えないんですよね。
デジタル商品で言うと内容のグレードアップ
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/GREEN_yubiwosasu.jpg)
で
この辺の
「正当な理由」を使って
上手に商品の値上げをされてる方がいて
それが
外注アドセンスの教材のFFAPの
草薙さんです。
草薙さん、
FFAPを定期的に値上げされてるんですが
その時は
必ず、中身のグレードアップをされてるんです。
なので
誰も文句が言いようがないんです。
だって、
内容量増えたら、
そりゃ価格も増えるよね
というのが納得できるからです。
ずるいですよね 笑
デジタル商品はコンテンツの価値がわからない
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/kuchikomi792_TP_V4-1-683x1024.jpg)
で、
この
教材のグレードアップに関して
言い回しの妙だなというか
うまいなと思うのは
デジタル商品はコンテンツの価値がわからない
んです。
というのも
教材がグレードアップしたので
価格を10000円から12000円に値上げします
みたいなことを言った際に
その教材のグレードアップ分が
2000円上昇の
価値があるものなのかどうなのかって
誰もわからないんです。
ある人には価値があるでしょうし
ある人には価値がないでしょう。
でも、
そもそも教材を持っていないんですから
その値上げは不当だ!
なんてことは誰も言えないんですよね。
これが
デジタル商品で
グレードアップして値上げするときの
ある種のトリックです。
教材販売者は価格を安すぎると思っている
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/kuchikomi1214_TP_V-1024x682.jpg)
ただ、
誤解のないように言っておくと
教材販売者は
ほとんどの人が
自分の価格を安すぎると思って
販売しています。
つまり
価格に対して
それ以上の価値を十分に提供できている
そう信じているので
そこから値上げしても
特に悪気はないんです。
なので
別に騙し取るために値上げしているわけではなく
購入者さんに良いものを提供したいから
追加コンテンツを差し上げたい
と思って
追加コンテンツを提供するんです。
でも、その時に
コンテンツ追加後でも同じ価格で売っちゃうと
そのコンテンツがある前から
先に
その価格で購入していただいた購入者さんに対して
申し訳ないという気持ちが出てくるんです。
つまり値上げは既存顧客の満足度を上げるため
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/kuchikomi772_TP_V-1024x682.jpg)
そして
じゃあ
購入者さんに
「先に買っといてよかったね」
と思ってもらえる
満足度を上げるために値上げをする
というのが
一般的な教材販売者の気持ちだということを
理解しておいてください。
単純に
利益を増やしたいから値上げするんではなく
コンテンツ追加後も同じ価格で売ることが
すでに存在する教材購入者さんに失礼に当たるから
値上げすることが多いと言うことだけ
ご理解ください。
で、
話が長くなりましたが
教材コンテンツをグレードアップする
ということで
値上げの正当な理由を作る
というのも
良い値上げということが言いたかったです。
値下げ額を減らすという方法もある
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/YUKA963_yubisasubiz15202332_TP_V-5-1024x717.jpg)
そして
良い値上げの最後の方法として
あげておくのが
値下げ額を減らすということですね。
これは
ステップメールの教科書(ステ教)
の販売者の小川さんが
ステ教の販売の際にやられてましたね。
つまり
「もともとの定価があって
ほんとうは
その価格で売りたいんだけど
先行販売だから値下げするよ
でも時期が経つにつれ
先行販売じゃなくなってくるよね。
だから
値下げ額が減っていく
つまり
実質値上げになるよ」
という
ロジックです。
これが一番合法
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/kuroko0I9A6687_1_TP_V-1024x668.jpg)
実は
これが一番
法律に準拠した手法なんです。
というのも
世の中で販売する際に守らないといけない法律の1つに
景表法(不当景品類及び不当表示防止法)
というのがあるんですが
その中で禁止されている項目として
二重価格という項目があります。
二重価格とは
商品やサービスを提供する際に、
実際よりも著しく有利であると誤解させる
価格表示のことです。
たとえば
「当店通常価格3,000円の品を
34%オフで1,980円!!」
という書き方をしたとします。
これ
販売者の場合って値段を自分で決めれるじゃないですか。
ということは
本当に値段が3000円しているかどうか
わからないわけです。
なので
もともと1980円でしか売る気がないのに
もともと3000円を1980円で
という嘘をついて
「今買うのが有利だ!」と誤解させることを
禁止されてるんです。
そういう意味では値上げする必要がある
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/LIG_soregaichibandaijis_TP_V-1024x682.jpg)
そういう意味では
商品を割引で販売する場合
本当にその価格で売るつもりがあるのか
というのが重要になってきます。
つまり
割引いている金額って
元々その金額で販売している実績がある
もしくは
最終的にその金額に戻さないといけない
ということが言えます。
そういう意味で
もし
クーポンなどで割り引いている場合
その
クーポン額をそのまま適応しておいて
値段をずっと変えないと
これは
二重価格になって
ある種、違法になるので
最終的にはその価格に戻さないといけないわけです。
つまり
法的に
クーポンがずっと同じ金額というのは
違法のケースがあるので
こういうケースの場合
値下げ額を徐々に減らすこと、
つまり値上げすることって
合法というか、法律上しないといいけないこと
だったりするんです。
クーポンそのものは合法
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/PAK423OSK229_TP_V-1024x682.jpg)
ちなみに
「クーポンがずっと同じ金額というのは
違法のケースがある」
と書きましたが
こういう書き方をしているということは
違法じゃないケースもあるわけです。
というか
同じ額のクーポンが違法だったら
クーポンが一般的になっている世の中
違法だらけになっちゃいますよね 笑
なので
基本的には違法じゃないケースが多いです。
どういうことかというと
一般的に商品を販売している際です。
この場合、
クーポンなしで販売している
つまり
定価で販売している実績があるわけ
なので
嘘の価格ではなく実際の価格なので
二重価格にならないですよね。
復習しておくと
二重価格というのは
もともとその金額で売る気がないのに
特別に割引みたいな嘘をついて
「今買うのが有利だ!」と誤解させることをですからね。
実際に
その金額で販売してると
その二重価格には
もちろん該当しないわけです。
メルマガでしか販売しない場合はグレー
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/OY151013549718_TP_V-1-1024x682.jpg)
じゃあ
どういう場合が
クーポン額がそのままだとアウトかというと
メルマガでしか販売しない場合で
全員がクーポンを持っている場合です。
この場合
全員がクーポンを持っているので
そりゃ
購入する時に
全員クーポンを利用して安く買いますよね。
つまり
定価で売れている実績がないわけです。
こういう場合は
もし消費者庁とかに突っ込まれると
結構めんどくさいことになります。
この場合は
二重価格に相当する可能性があるので
一般販売していない場合は
クーポン額を減らす
つまり値上げしていくことをお勧めします。
つまり正当な理由がある値上げが良い値上げ
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/cc0160155650_TP_V-1024x682.jpg)
ちょっと話が脱線しちゃったので
元に戻すと
つまり
・原価(手数料、消費税)の上昇
・コンテンツのアップグレード
・先行販売クーポンの値下げ幅の減少
など
正当な理由がある場合は
見込み客からしても
不満があったところで納得できる値上げなので
良い値上げに相当すると思います。
また
すでにお伝えしている通り
値上げ自体は
セールス・マーケティングで大変有効です。
ですので
ぜひあなたが商品を販売する際も
上記のように
正当な値上げの理由を見つけながら
セールスに有効活用してくださいね。
ということで今日は以上です。
編集後記
![](http://listing-knowhow.net/wp-content/uploads/2020/02/PAK145152501_TP_V-1024x682.jpg)
途中脱線しまくって
6000文字超えちゃいましたね 汗
普段、
30分でメルマガ書くんですが
おかげで今回は
1時間かかりました。。。。
いやはや
脱線グセを直さないとなぁ。
あっ、
ちなみに明日は
ずらしキーワードの小ネタを配信しようと思います。
ということで
ずらしキーワードネタを待たれてた方、
お楽しみに。